「ナチュラルフード森の扉」は、2011年に自然栽培の青果を扱う八百屋としてスタートしました。
活動拠点として選んだ栃木県茂木町は、一般的には生産性が低いとされている中山間地域です。ここ数年は、我が集落でも高齢化や後継者不足などの問題を抱え、田畑だけでなく、果樹園までもが耕作放棄地の対象となり始めていました。
しかし、そうした耕作放棄地も自分にとっては「宝の山」!
地域資源を有効活用し、さまざまな意味での生産性を高めることによって、新たな形の里山再生を進めたいと考え、2017年からは、県内各地で、稲作、畑作、果樹栽培など、休耕地や耕作放棄地を利用し、その地域の在来作物をみんなで繋いでいく「シェアする農業」の取り組みを開始しました。この7年間、栃木県内だけでなく県外からも多くの方々にご参加いただきました。
自分で作ったものを自分で食べる『自産自消』をモットーに、現在は個人だけでなく、企業や学校法人、NPO法人などの団体も受け入れ、ともに耕作放棄地を有効活用し、シェアする農業を展開しています。作物を作るだけではなく、加工品作りや商品化などにも取り組み、生産から流通、そして販売へと移行出来る流れも構築しています。
2024年度からは1年を通した活動として、「森の扉のアグリツーリズム」の仲間(会員)を募集します。年間を通しての作業内容は多岐に渡るため、個々のイベントを四半期ごとにパッケージ化して、楽しめる内容を提供させて頂くことにしました。
また、ご家族やグループ、企業向けの農業体験プログラムも用意しております。
自分で作ったものを自分で食べる『自産自消』に取り組み、皆さんと一緒に作業を楽しみながら、里山を元気にして行けたら嬉しく思います。
シェアする農業や週末農業に興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
会員制といっても、作業のノルマや義務はありません。ご自身のペースに合わせて、参加したいときに参加していただく形です。
作ること、食べること、伝えることを通して、実来(未来)の『種』をまいていきましょう!
ナチュラルフード森の扉 野原典彦
アグリツーリズムとは?
都会に住む方に農村で休暇を過ごしてもらうスタイルのことです。
ナチュラルフード森の扉では、種まきから収穫までの農業体験、自分たちで育てた農作物を調理して食べるワークショップ、地域の方々とのふれあいを通した里山体験など、多彩なプログラムをご用意しています。
詳しくは、年間スケジュールのページをご覧ください。
会員料金については、料金表のページをご覧ください。