新たな在来種を発見しました!
9月8日(月)、9日(火)の2日間、山形大学農学部の江頭教授が、栃木県に在来品種データベース登録の調査にいらしてくれました。
江頭先生はドキュメンタリー映画、『よみがえりのレシピ』にも出演されているキーパーソン、現在は大学での仕事の合間に全国各地の在来品種を調査し、農林水産省の受託研究としてデータベースの構築に尽力されています。
【参考】
・よみがえりのレシピ https://y-recipe.net/
・農業生物資源ジーンバンク;在来品種データベース
https://www.gene.affrc.go.jp/databases-traditional_varieties.php

8日は日光市足尾の在来種、「舟石芋」の調査、唐風呂地区で種を継ぐ久保田さん宅へ、翌9日は茂木町小深地区の「小深在来大豆」や「小深在来(100年)胡麻」と那珂川町の小鮒農園さんの「矢又きゅうり」の調査のお供をさせて頂きました。
そして、何ということか、小深在来胡麻の生産者の町井家でもう一つの在来作物を発見しました!その名は、胡麻と同様に町井家で引き継がれてきた「なりっくら」。地元の方言で、たくさん実るとの意味を持つ白いんげんです。
以前からリサーチしていたにも関わらず、この場所で新たな在来作物が出てくるとは思いもよらず、さすが在来作物のスペシャリスト!江頭先生の引き寄せ力に脱帽しました。ともかく、この茂木町の在来作物がまた一つ増えて嬉しい限り!町井さんからも貴重な種も頂き、来シーズンの種まきが楽しみです♪


今回、江頭先生にお会いするのは初めてでしたが、在来作物の調査で全国を渡り歩く先生のお話しは興味深いものばかり、山形県をはじめ、国内の在来作物に関する貴重な情報をたくさん頂き、とても濃厚な時間をご一緒させて頂きました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

今度、県内の在来作物の生産者もお呼びして、江頭先生の講演会及び「よみがえりのレシピ」の上映会や試食会なども企画出来たらと思います。
これから実来の種まきをご一緒頂ける方も大歓迎です♪
どうぞお楽しみに!