『竹のえんむすび』

この度、農業×里山×福祉の新たな里山循環の取り組みを本格的に始めます。

皆さんも一緒に未来の種をまいてみませんか?

荒廃した竹林から切り出した竹を、福祉施設の皆さんに竹筒プランターを作成してもらい、そのプランターでお気に入りの大豆を育て、未来へ種を繋いで行く取り組みです。

屋内で大豆の苗を作り、ご自宅の室内やベランダでのプランター栽培や、庭や畑があれば、そのまま竹筒プランターを置いて育てることが可能です。枝豆、もしくは大豆として収穫を楽しみ、一部を種として翌年に繋いでいくことが出来ます。

〈大豆の現状〉

醤油や味噌、納豆、豆腐、枝豆、油揚げ、大豆油など、我々の食卓に欠かすことができない大豆ですが、実はその国内自給率はわずか7%です。大河の流れも一滴の雫から。まずは一粒でもいいので、育てることからスタートし、その恵みをありがたく頂くことに意義があると思います。自分で栽培したものを自分で食べる楽しさ、「自産自消」の動きを広げて行きましょう。

〈サービス内容〉

竹のプランター(ポット)、15年以上農薬も肥料も施していない畑の土(必要な方)、種のミニボトル2本(種としての販売は出来ませんので、固定種・在来種の大豆はサービス、栽培説明書付き)、全国一律送料込みで提供させて頂きます。皆さんからのニーズが増えれば、竹のプランターの売り上げは、竹林整備をしている地元の活動団体や福祉団体、シニア世代の人件費として充てることが可能な上、里山の自然素材を生かすことにより里山保全へとつながります。そして、使用後のプランターは、自然に帰すことが出来る環境にやさしい廃材になります。

ご自宅やご近所に竹林があれば、ご自身で竹のプランターを作り、そのプランターに種をまいて利用して頂くのがお勧め、時間と手間はかかりますが一番コストがかかりません。
※お分けする固定種、在来種の大豆は、種苗法(自家採種禁止)の規制対象になっていない品種です。

〈栽培方法〉

竹のプランター(ポット)に、お気に入りの大豆の種をまき、屋内で苗を育てます。適度に水やりしてください。屋内環境によって多少の差は出ると思いますが、4月以降(夏場の枝豆用)なら1週間~2週間で芽が出ると思います(本格的な蒔きどき6月上旬~下旬なら5日~10日程度)。本葉が2~4枚になり、ある程度、苗が大きくなって来た頃に、大きめのプランターに鉢変えします。

ご自宅に庭や畑のある方は、そちらに定植してみてください。その場合は、農薬も肥料も要らず、そのまま竹筒プランターのまま栽培することが可能です。気候変動に備えて、段階的に栽培してもいいかもしれません。栽培方法の詳細はお問合せ下さい。

〈新たな里山循環へ〉

〇大豆は無肥料・無農薬でも育てやすい。環境保全。
〇大豆の国内自給率アップを図る。(現在約7%)
〇自分で食べるものを自分で作る喜びを!(自産自消へのプラットホーム)
〇竹のプランターは自然素材なので土に還る。環境にやさしい。
〇荒廃した竹林の有効活用。
〇休耕地、耕作放棄地の有効活用。

 

昨年の4月、コロナ禍におけるパニックの中で提供させて頂いた竹のプランターでしたが、たくさんの方にご予約を頂いたにもかかわらず、竹が水分を吸い上げ始める時期(竹の子シーズン)に差し掛かっていたこともあり、傷みやすい上に保存性が低いため、途中でプランター製作を断念し、全員のお手元にお届けすることが出来ませんでした。

水分を吸い上げていない冬場、かつ新月前後に伐採した竹は保存性が高いと言われています。今回はその時期に伐採した竹に改良を加えて、より大豆栽培に適したプランターに生まれ変わりました。
そして、この度、NPO法人とちぎ環境未来基地の研修スタッフ、萩原ななさんが素敵なHPを作成してくれました。
詳細は下記サイトをご覧ください。

『竹のえんむすび』

 

昨年のふとした思い付き、小さな行動が、このようなご縁に繋がるとは、夢にも思っていませんでしたが、この取り組みにご賛同頂ける方は、ご自身の地域でも積極的に展開して頂けたら嬉しいです。今まで荒廃していた手つかずの竹林(山林)に対して、生産性を持たせることにより、「農業」と「林業」と「福祉」を連携させた新たな里山循環の取り組みを、これからも皆さんと一緒に模索、構築し、自然豊かな里山、多様性のある社会へと取り戻せて行けたら嬉しく思います。是非とも繋がって行きましょう!

一人でも多くの方へ。
シェア、拡散も大歓迎!
皆様とのご縁に感謝致します。
引き続きよろしくお願い致します。
ナチュラルフード森の扉 野原典彦
~今日も僕らは種をまく みんなで未来の種をまく~

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