たねから育てる味噌作り 竹のえんむすびWS
たねから育てる味噌作り 竹のえんむすびWS東京出張の2日間。
6月9日(金)は、東京都北区のサレジアン国際学園へ。
今年から茂木町の休耕地を利用して、大豆栽培に取り組んで頂けることになりました。
竹のプランター(竹のえんむすび)に種をまいて、各生徒が育てた苗を畑に定植する流れ、約60名ほどがスクラムを組んでの挑戦です!
中高一貫のサレジアン国際学園、まずは、収穫した大豆でお味噌を作り、自産自消することが今年の目標です。いずれはお味噌を製品化し、地元に提供出来る仕組みを考えていきたいとの熱い思いもあります♪
ほとんどの生徒が初めての大豆栽培、大豆の背景や種のまき方、育て方をレクチャーさせて頂きました。小学校とはまた違った反応で、どのくらい伝わったか分かりませんが、今シーズンを通して、生徒達の変化を見るのが楽しみです。
そして、翌日6月10日(土)は、荒川区西尾久の「ARAKAWA ii VILLEGE」さんにて、「下町荒川おひさま根っこワークプロジェクト」×「竹のえんむずび」による大豆のたねまきイベントに参加してきました。
下町荒川おひさま根っこワークプロジェクトは、荒川区民による、区民のための、誰でも参加できる、ゆるやかな大豆コミュニティです。昨年から参加者同士が楽しく繋がりながら大豆の種をまき、収穫した大豆を集めてみんなでお味噌を作る取り組みをスタート、昨年は、商店や企業や行政など、様々な業種、幅広い世代の参加者が200人を超え、荒川区内のエントリー数783件の団体の中から見事に「荒川区環境区民大賞」を受賞しました。
今年はさらに地元の小学校5校と中学校1校も加わり、すでに現時点の参加者数が1,000人を超え、みんなで作る荒川味噌の商品化を目指す勢いとなってきています。
今年からは、かつては荒川区で作られていた地元の在来種、三河島枝豆を復活させる取り組みもスタート!今回のイベントでは、スタッフの皆さんによって、プロジェクトの概要説明や大豆の配布も行われました。
決して生産地とは言えない、この東京の下町で、お子様からご老人までの幅広い世代の人々による大豆栽培を通しての自産自消の取り組みがじんわりと広がっています。
この一粒の大豆から繋がる有機的なつながり、おひさま根っこワークプロジェクトの見事な地域循環の取り組みに大いなる未来を感じるとともに、現代の我々が忘れかけている「結い」の精神が、この下町の底流に残されているように思えます。今後、この荒川区の取り組みが、地域活性の効果的なモデルの一つとして注目されて行きそうな予感がします!
今回、ご一緒させて頂いた皆さん、スタッフの皆さん、この度はとても楽しい有意義な時間を頂きありがとうございました。
大豆の種まきシーズンは、まだまだこれからが本番!
興味のある方は是非ともご参加ください♪