在来大豆の種のリレー
『一粒の種をまくことで世界が変わる』
9年目を迎えた茂木小学校4年生による在来大豆の種のリレー。
今年も元気いっぱいに児童達と種まきをしてきました。


種まきを終えた後は、駆けつけてくれたEarthおじさんキッチンカーの亮さんからお味噌汁のプレゼント♪天然菌から出来たお味噌などの素材にこだわった具なしのお味噌汁ですが、今年も飲んだ途端に「美味しい~」の声が連発!おかわりの行列が途絶えることなく、3杯目で空っぽになるほど大人気でした。中には、あまりの美味しさにお味噌汁のカップで乾杯している児童達も!(笑)
現代の子ども達はお味噌が嫌い??? むしろ、子供たちの味覚のセンサーが正常に反応していることが確信出来る光景でした。


茂木小学校では、町内で100年以上の歴史を持つ小深在来大豆を自然栽培で育て、収穫した大豆で「しもつかれ」などの郷土料理を作ってみんなで食べたり、各児童に配られた大豆で家族と一緒に家庭料理を楽しんだりするなど、『自産自消』の取り組みを続けています。
今年からは、その収穫した大豆の一部と町内で小深在来大豆を栽培している個人や団体から寄付や購入させて頂いた大豆を合わせて、お味噌屋(糀屋)さんに委託加工し、完成したお味噌が学校給食のお味噌汁として利用され、一味違った自産自消の流れを創出することが出来ました。
この冬場には茂木町内の小学校4校(全校)が栽培した小深在来大豆も加えたお味噌が出来上がり、学校給食へと使用される予定です。
自分達が育てた大豆のお味噌が給食に出されることで、より「食」への関心が強くなると同時に、子ども達の腸内細菌の多様性が広がり、それが生物多様性に満ち溢れた里山の未来に繋がっていくと信じてやみません。
茂木小学校の皆さん、町内外の関係者の皆さん、今シーズンもともに楽しく取り組んで行きましょう。
再び、収穫の秋をご一緒出来ることを楽しみにしてます。
