足尾の在来種 舟石芋の収穫&唐風呂大根の種まき。

自然栽培3年目の舟石芋の収穫&唐風呂大根の種まき。
今年も無事に終了しました。

前日まで台風の影響による雨予報に中止が心配される中、週末の足尾は強い陽射しが差し込み、まさに夏日和となりました。当日は30名以上の参加者に恵まれ、舟石芋の収穫&唐風呂大根の種まきを楽しまれました。

今年は足尾町(日光市)の地域おこし協力隊とのタイアップ企画となり、まさしく理想の年齢構成、地元の方たちを中心にお子様からご老人まで幅広い世代の方々にご参加頂きました。
初めて見る舟石芋を無心に掘る子供たち。昔を懐かしむご老人たち。シカやイノシシ、サルなどの害獣から鉄柵(電柵)で守られた畑は、まさに多くの参加者で芋洗い状態!(笑)普段は静かな畑が歓喜の声に包まれていました。

収穫後は、すぐそばの原小学校跡地にて、みんなでバーベキュー。収穫した小さめの舟石芋は、足尾の人々に昔から受け繋がれてきた伝統料理、舟石芋の煮転がしに♪
シンプルな料理ですが、舟石芋本来の味が見事に表現されて、あまりの美味しさにおかわりが続出、おみやげに持ち帰る方も出るほどでした。まさしく足尾版の「よみがえりのレシピ」です。
参加者の中には、ピーマン嫌いな子が自然栽培のピーマンを食べて、その美味しさにおかわり、その子のお母さんも参加して良かったと大喜びする光景も見られました。
子供の味覚はやはり正直ですね。自然栽培の野菜が未来を担う可能性をひしひしと感じました。
年々、素人目にも状態が良くなっていく舟石芋と唐風呂大根、特に在来作物は自然栽培に向いているようにも思えます。

認定農家が一人もおらず、農業委員会も置かれていない足尾地区。このような地域で細々と作り続けてこられた在来作物。
足尾銅山の壮大なドラマと歴史が詰め込まれた、この生きた文化財の存在価値に気付く方々が、年々増えてきて嬉しい限りです。

毎回、気持ちよく畑を提供してくれる唐風呂大根の種を繋いできた久保田さん、準備に奔走された協力隊の長澤さん、行政スタッフの皆様、参加者の皆様、この度は本当にお世話になりました。

次回は唐風呂大根の収穫(11/23予定)ですね。
再び皆さんとご一緒できる日を楽しみにしてます。

~今日も僕らは種をまく みんなで未来の種をまく~
ナチュラルフード森の扉 野原典彦 野原真由美

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