イベント報告:茂木町早坂の棚田にて、古代小麦の畑整備とランチ
3月24日(日)、春うららかな休日。
早坂の棚田にて、古代小麦の除草&溝切り作業を行いました。麦踏み時期も終盤を迎え、いよいよ茎立ち時期に移行してきます。
作業後は、みんなでお昼ごはん。
昨年収穫した古代小麦を使用して、パスタ(ペペロンチーノ)と焼きうどん(えのきと葉玉ねぎ生醤油仕立て)、ニョッキ入りきのこのトマトスープを楽しみました。
みんなで作ったものを、みんなと一緒に食べる。
シェアする農業の醍醐味、至福のひとときです。
食事後は、発酵に詳しいご近所の先生から自家製麹室(こうじむろ)作りのレクチャーを受け、醤油作りの勉強会を行いました。
いずれは、自分たちで麹を作り、自分たちで栽培した古代小麦や大豆で醤油を作りたいとの想いから、今回の勉強会に繋がりました。
現在取り組んでいる畑のみでは、パスタやピザ、パンやお饅頭作りなどを楽しむ程度で使い切ってしまうので、醤油作りに繋げる量が確保出来ませんが、参加者の皆さんに種を配り、各自が住む地域をはじめ、この茂木町や県内各地の休耕地や耕作放棄地を開放して週末農業に取組んでもらえるようやネットワークを形成することで、そこで収穫した古代小麦を集めて醤油作りを行い、収穫量に比例配分出来るような仕組みを構築したいと考えてます。
県内の6割強が中山間地域の栃木県。
その中山間地域を県全体人口の1割の人々で守っているのが現状です。このままでは、高齢化とともに数年後に県内各地域の里山が崩壊するのは目に見えています。ならば各自が個人レベルで「農」を楽しみながら、ネットワークを張りながら共有出来る加工品作りに取組めたらと本気で考えています。
個人やグループ、団体から法人、そして企業まで、本気で週末農業やアグリツーリズムを体験したい方はお問い合わせ下さい。
皆さんのニーズに合わせた休耕地や耕作放棄地を順次開放していく予定です。
是非とも実来の種をまいて行きましょう!
ちょっと話しが反れましたが、次回は春から初夏ヘの除草作業を通して古代小麦のお饅頭作りや蛍の観賞会へ繋げて行く予定です。どうぞお楽しみに♪
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本日ご参加頂いた皆様、貴重なお時間をご一緒させて頂きありがとうございました。